ペンよさらば

手書きがコンプレックス

サガンなんてどう?

はい、こんにちはございます。
一部の人にははじめましてございます。
学科は国際系、心はナショナリスト
来るべき戦のために敵を知ろうとしてる田中ですございます。






ふぅ…この後真面目な話をするつもりなんで冒頭で中和させていただきました。こんぐらいふざけときゃいいだろ。


ここからはコンクリートみたいに真面目な話になります。
だから酔っ払いが書いたようなファッキンな文章が好みのガキは今すぐ踵をターンしてママンのとこへバックすることを勧めるぜ。期待したヤツがたいしたタマじゃなかったら嫌だろ?そういうことだベイビー。
(さっき読んだ舞城王太郎が抜けてないんです許して)

やっぱ舞城作品といいブラック詠美といい、強すぎる小説を読んだあとは何かチェイサーが必要ですよね。
僕の場合はもっぱら群ようこさんのエッセイに限ります。ほのぼーのしてるし文量がちょうどいいんですよこれが。


というわけで(どういうわけで?)今日はおすすめの本について語ります。前の記事でTwitterの読書垢まで晒しちゃったのでこういう記事もたまには良いでしょう。別にアフィリの練習じゃありませんからね。気軽に読んでいってください。






さて語りますか。
とは言え、僕がにわか読書家なんてのは白状ずみなんで、ゴリゴリの文学なんか勧めないから安心してください。(にわか読書家勢(歓喜))

高校卒業し、文系への進路を決めた今でも、森鴎外源氏物語?ハッ。っていうこのスタンスですので(綿矢りさ好きすぎてこのフレーズ乱用中)

けなしてるわけじゃないんですけど、センター国語59%の僕には高尚すぎるんですよ。だから分かってね。まあ純文学ガチ勢は冒頭の駄文で散ってるとは思いますが一応謝っときます。ごめんなさい。



それじゃあいきましょう(急募:真面目さ)

デルクエとライトノベルしか読んでこず、今の読書でも十分楽しいけど少しだけ背伸びをしてみたい。
そんなあなたに僕は言います!
サガンなんてどう?」と。(タイトル回収)

外国人作家だからって身構えないでくださいね。
読みたくなるような魅力を頑張って語るんで

まずサガンの簡単な紹介から
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フランソワーズ・サガン

名前から滲み出てるのかはわかりませんが、フランスの作家です。有名なエピソードとして、ノーベル文学賞を辞退したあのサルトルと交流がありました。
処女作は『悲しみよこんにちは
なんと発表したときの年齢は18歳!しかも1ヶ月半で書き上げたと言うのだから驚きです。世界中でヒットし、19歳で5億フラン(約360億円!)の印税を手にするほどになりました。そそるでしょう?


このくらいにしておきましょう。サガン自身は「サガンサガン。」と言われて作品に目を向けてくれないことに悩んだそうなのでね。




じゃあ魅力といきますか
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(ここぞとばかりに読んでないのも並べる。これから必ず読みます。)

なんと言っても薄いことです

悲しみよこんにちは』は本編153ページ。しかも細かく章が切れていて、読み進めやすい気がするのでモチベーションを保てます。

薄いとは言っても、読みごたえは抜群です。設定がすごいんですよ設定が。

ネタバレをしない程度に裏表紙のあらすじをまとめとくと

悲しみよこんにちは17歳のセシルという女の子が父親の再婚を妨害するためにセシル自身の恋人と父親の元カノを使う話。


すごいでしょう18歳でこれを書き切るんですから。
でこんな話を短くまとめられる理由が魅力その2です。

奇を衒わない簡潔な文章

これですよ。どっかの高田馬場大学出身の作家(かなり濁したけど不安)みたいに冗長が過ぎたり、ヘンテコ(褒め言葉)な比喩をサガンは使わないんですね。

サガンは短く簡潔な単語をズバズバとあてているのでわかりやすいんですよ。教科書みたいな簡潔さとはちょっと違うんですね。まあ読んで見てください。

比喩も海や木々といった自然的なものが実に多く、ハッとさせられる表現が散りばめられています。

(シロガネーゼや武蔵小杉のタワマンで自然に触れない生活をしてこない限り)だれでも想像しやすいようになっているわけです。実はこれは英語に訳してもなんですよ。英語を学びたい人や受験生には英訳版もおすすめできます。
まあ日本語にしろ英語にしろ、素晴らしい訳者のおかげですかね。





まあこんな感じです。読みたくなりましたか?
一応言葉を尽くして説明したので、もしこの記事を見てサガン作品を読んだ方がいらっしゃったら感想などいただけると嬉しいです。TwitterのDMなどでどうぞ。





真面目とか言っておきながら、また敵を増やしちゃいましたね。本当にすみません(土下座)

もし僕のブログが閉鎖されたら、はてブロの運営にはハルキストかW大学出身者かプラチナタウンの住民がいること間違いなしです。



それではまたいつか。