サガンなんてどう?
はい、こんにちはございます。
一部の人にははじめましてございます。
学科は国際系、心はナショナリスト。
来るべき戦のために敵を知ろうとしてる田中ですございます。
ふぅ…この後真面目な話をするつもりなんで冒頭で中和させていただきました。こんぐらいふざけときゃいいだろ。
ここからはコンクリートみたいに真面目な話になります。
だから酔っ払いが書いたようなファッキンな文章が好みのガキは今すぐ踵をターンしてママンのとこへバックすることを勧めるぜ。期待したヤツがたいしたタマじゃなかったら嫌だろ?そういうことだベイビー。
(さっき読んだ舞城王太郎が抜けてないんです許して)
やっぱ舞城作品といいブラック詠美といい、強すぎる小説を読んだあとは何かチェイサーが必要ですよね。
僕の場合はもっぱら群ようこさんのエッセイに限ります。ほのぼーのしてるし文量がちょうどいいんですよこれが。
というわけで(どういうわけで?)今日はおすすめの本について語ります。前の記事でTwitterの読書垢まで晒しちゃったのでこういう記事もたまには良いでしょう。別にアフィリの練習じゃありませんからね。気軽に読んでいってください。
さて語りますか。
とは言え、僕がにわか読書家なんてのは白状ずみなんで、ゴリゴリの文学なんか勧めないから安心してください。(にわか読書家勢(歓喜))
高校卒業し、文系への進路を決めた今でも、森鴎外?源氏物語?ハッ。っていうこのスタンスですので(綿矢りさ好きすぎてこのフレーズ乱用中)
けなしてるわけじゃないんですけど、センター国語59%の僕には高尚すぎるんですよ。だから分かってね。まあ純文学ガチ勢は冒頭の駄文で散ってるとは思いますが一応謝っときます。ごめんなさい。
それじゃあいきましょう(急募:真面目さ)
デルクエとライトノベルしか読んでこず、今の読書でも十分楽しいけど少しだけ背伸びをしてみたい。
そんなあなたに僕は言います!
「サガンなんてどう?」と。(タイトル回収)
外国人作家だからって身構えないでくださいね。
読みたくなるような魅力を頑張って語るんで
まずサガンの簡単な紹介から
名前から滲み出てるのかはわかりませんが、フランスの作家です。有名なエピソードとして、ノーベル文学賞を辞退したあのサルトルと交流がありました。
処女作は『悲しみよこんにちは』
なんと発表したときの年齢は18歳!しかも1ヶ月半で書き上げたと言うのだから驚きです。世界中でヒットし、19歳で5億フラン(約360億円!)の印税を手にするほどになりました。そそるでしょう?
このくらいにしておきましょう。サガン自身は「サガン。サガン。」と言われて作品に目を向けてくれないことに悩んだそうなのでね。
じゃあ魅力といきますか
(ここぞとばかりに読んでないのも並べる。これから必ず読みます。)
なんと言っても薄いことです
『悲しみよこんにちは』は本編153ページ。しかも細かく章が切れていて、読み進めやすい気がするのでモチベーションを保てます。
薄いとは言っても、読みごたえは抜群です。設定がすごいんですよ設定が。
ネタバレをしない程度に裏表紙のあらすじをまとめとくと
『悲しみよこんにちは』/17歳のセシルという女の子が父親の再婚を妨害するためにセシル自身の恋人と父親の元カノを使う話。
すごいでしょう18歳でこれを書き切るんですから。
でこんな話を短くまとめられる理由が魅力その2です。
奇を衒わない簡潔な文章
これですよ。どっかの高田馬場大学出身の作家(かなり濁したけど不安)みたいに冗長が過ぎたり、ヘンテコ(褒め言葉)な比喩をサガンは使わないんですね。
サガンは短く簡潔な単語をズバズバとあてているのでわかりやすいんですよ。教科書みたいな簡潔さとはちょっと違うんですね。まあ読んで見てください。
比喩も海や木々といった自然的なものが実に多く、ハッとさせられる表現が散りばめられています。
(シロガネーゼや武蔵小杉のタワマンで自然に触れない生活をしてこない限り)だれでも想像しやすいようになっているわけです。実はこれは英語に訳してもなんですよ。英語を学びたい人や受験生には英訳版もおすすめできます。
まあ日本語にしろ英語にしろ、素晴らしい訳者のおかげですかね。
まあこんな感じです。読みたくなりましたか?
一応言葉を尽くして説明したので、もしこの記事を見てサガン作品を読んだ方がいらっしゃったら感想などいただけると嬉しいです。TwitterのDMなどでどうぞ。
真面目とか言っておきながら、また敵を増やしちゃいましたね。本当にすみません(土下座)
もし僕のブログが閉鎖されたら、はてブロの運営にはハルキストかW大学出身者かプラチナタウンの住民がいること間違いなしです。
それではまたいつか。
セーフ。それ以上でもそれ以下でもない
どうも。お久しぶりございますです。積読を増やさないために本屋へ寄らないようにしたにも関わらず、無印良品で本を買ってしまいました。田中です。
また村上春樹が書きそうなことをタイトルにしてしまいました。前にも言いましたが1冊も読んでないです。ファンの人に怒られそうですね。はてブロの運営がハルキストでないことを祈っときましょう。
じゃあ近況報告から(と言うより全て)
とりあえず大学は合格できました。
ほぼ国公立ストレートだったので良かったです。
ブログ書いてて中・後期対策を全くしてなかったので落ちたら笑いものでしたね。僕の不合格で美味そうに飯を食う奴らがまぶたにチラついてたとこでした。
とはいえ本当にギリギリでした。
河合塾のセンターリサーチではA判定で合格濃厚よりも一つ上のラインにいながら、開けてみたらあらビックリ合格最低点プラス3点でした。あと1問間違えてたら不合格って感じです。ゾッとしましたよ。むしろ最低点がマークミスした自分に見えてしまいました。倍率7倍はダテじゃないですね。
あと無事卒業できました。
まあ寂しいっちゃ寂しいですけど大学に合格した翌日に式があったんですね。結果、嬉しさが勝って思っていたような感動が湧きませんでした。ダイガクイキタイナー。
交友関係も僕の場合は所属していた野球部とあとサッカー部ぐらいのコミニュティで完結してたのでね。察してください。
そんなわけで色々終わったんですよ。
そして終わった故に始まるものがあります。
バイトです
卒業しないと出来ないからね。
大学に行くにあたって、心配することがいくつかあって
①授業もレポートも英語らしい
②留学に最低半年は行かなきゃ卒業無理
そして
③田舎すぎて在校生でバイトが埋まっている
主にこの3つです。
①はいいです、もう。最近気づいたんですけど僕はナショナリスト(重症)みたいなので受験英語以上のことは僕には無理だと思います。なんでこの学科にしたんd…
で②と③から分かる通りお金が必要なんですね。早いうちに。
なので卒業式前からバイトにいくつも応募出してたんですよ。この時は「早いうちから行動してる俺。行動力あるぅ〜(意識高い系)」みたいなテンションでした。
まあそのあと全部落ちたんですよね。
受験全勝でバイト全敗です。絵に描いたような社会不適合者みたい。
今は心を入れ替えて何でも良いから仕事をくれって感じです。なんなら深夜も覚悟してます。
だからブログの更新は遅くなります。現在のゴーン氏ぐらいどうでも良いですね。
でもね読者が一人ついたんですよ。こんなクソブログにも、ありがとうございます。気長に待っていただけると嬉しいです。
あとアクセス数も三桁に届きました(笑うところ)
それぐらいですかね、今日書くことは。
あっ、あと最近Twitter始めました。
ほぼ読書垢です
『淀春』っていう名でやっています
@tnkyodoharu
本に関することを主につぶやいてますが、くだらないことも結構ツイートしています。
フォロー大歓迎なのですが、卒業してから話す場を失い、かなりうるさいと思うのでそこだけ注意をお願いします。読書垢さんはフォロバしますよ。僕みたいなにわか読書家さんは大大大歓迎です。一緒に盛り上がりましょう。
それではまた。
功利主義と格差社会と伊達メガネと
みなさんこんにちは。
最近の目標は『漫画で読破』を読破することです。田中です。
二月に入ってからは図書館に入り浸り読みまくってました。もう楽しくてしょうがなかったですね。もう分かりやすいったらありゃしません。読めます読めます。
一冊読んで、はい次。はい次。次。次ッ!って具合に読んだので、結局鮮明に覚えてるのは最後の一冊だけっていうね。他の何冊かはすごく曖昧。それどころか混ざりはじめて脳内合作に至る勢いです。
便利だからって使い方を間違えましたね。やっぱり速く読めれば良いってもんじゃないです。こうやって「薄っぺらい読書家」というたちの悪い人種が出来上がっていくのでしょう。
せっかく読んだのに何作かは忘れてしまいました。
そんななかでも記憶に残ったのはルソーの『エミール』とベンサムの『最大多数の最大幸福』です。
この二つはすごかったですね。
『エミール』の方はルソーがあの時代で既に子供の本質を捉えていることに驚きました。その上、時期に応じたカリキュラムまで組み上げているのだからさすがですね。そりゃ教科書に載るわけですよ。
あまりにも感化されたため、今日ブックオフで原作を買ってきちゃいました。岩波文庫で上・中・下の三巻……。積読行きですね、はい。
『最大多数の最大幸福』の方はですね…えーっと、あれですよ。つまりは「功利主義」です。(よく分かってない)
まる1ヶ月ぶりに開いた『倫理の点数が面白いほどとれる本』によると
「少しでも多くの人が少しでも多く幸せであること」
と載っています。
AI(人工知能)との相性が良いこともよく耳にしますね。自動運転技術への導入が検討されたりするなどこれから大事な考え方になりそうです。
身近な例を作ってみました。
ある高校があるとします。その高校の進路室には「東京一工」といった赤本がこれ見よがしに並んでいます。にもかかわらず一橋大学を受験する人は学年に一人か二人、文系からの東大に至ってはいない年だってあります。
一方で「日東駒専」の赤本は見当たりません。
MARCHを滑り止めにできないレベルの人、そもそも日東駒専が第一志望の人がたくさんいて需要はあるのにです。これって功利主義が反映されてないことになりますよね?例えばうちの高校みたいn…おっと誰か来たようだ。
まあ必ずしも「功利主義」が良いってわけではないことはわかっています。
あと「功利主義」といえば切っても切れない関係のものがありますね。
「多数決」です。
ということは少数意見が反映されにくいんですね。
これも例を上げましょう。
前回のブログに書きましたが友達と映画を見に行こうとしました。前日から計画を立てます。で当然何を観るかって話になるわけです。僕は「パラサイト」が観たかったんですよ。そそりますよね、あれ。でも他の3人は違ったようで三人とも「スターウォーズ9」をチョイス。僕一作も見てないんですけど…。と思ったところで抗えるわけもなく結局行かないことにしました。
あっ、ちゃんと「パラサイト」は観ましたよ
朝9時半から、一人で
別に一人で恥ずかしいから朝にした訳じゃないですよ!最近は映画を朝に観るのがマイブームなんです!苦しい言い訳に聞こえますが本当です。そういやいつかのブログに書きましたね。
映画は満足できました。ドロドロした格差社会の感じもよく出ていましたし、初めての韓国映画ということもあって独特な雰囲気も楽しむことができました。
そして帰りにJINSで伊達メガネを買って帰りました(無理やりのタイトル回収)
なんで買ったのかはよくわからないです。ただなんとなくです。
あっ、逸れてた。何の話してましたっけ?
まあいいや、これどうせボツにしそうだし。
そろそろ終わりということで最後にしますけど最近は暖かいですね。ところでみなさんは何型ですか?僕は今頭が痛いです。
それではまたいつか。
中央大?明治経営? ハッ。っていうこのスタンス
はい、こんにちは。
なぜか野球をしている時間が一番一日を占めています。田中です。受験生です。
まー僕のバッティングピッチャーぶりにも磨きがかかってきましたからね。引く手数多です。
身長175cm、体重57kgという自称細マッチョから放られるボールはどうやら好評のようで、打ちやすいこと失投の如しって感じです。
課題だったコントロールも「ストライクが少なかったらもう一箱」とかいう鬼畜クソルールのせいで見違えるほど成長しました。
ただ、でもね。ちょっと、いやさすがにと言いますかね。
疲れました。
そして飽きました。
今まではセンターを乗り切り、大学に合格した(かもしれない)という喜びに身を任せて手伝っていましたがどうやら限界のようです。
そんな中、救世主が現れました。
明治大への合格を果たした太田(仮名)が手伝ってくれるとのことです。
オオタ…オマエイイヤツ…コレヤル
とばかりにヘッドギアを手渡し、ようやく負担を減らすことができました。
いやー良かった良かった。
何が良かったって彼が合格できて本当に良かったです。まだ早稲田の合否発表も控えてるそうですが、とにかく浪人は回避できたんですよね。卒業したら野球部で遊びに行きたいので同期は全員受かってほしいですね。僕は気兼ねなく旅行がしたいです。コロナなんて知らん。平和であれー
それにしても明治ですか。まあ国公立(こう言うやつは大体公立説ある)に合格する予定の僕からすれば滑り止めみたいな大学ですね。
嘘です。すごいです。やっぱり明治はMARCHの中でも別格のイメージがありますからね。青学の魅力は分からんが。
しかも話を聞いてみると経営学部だそうでなかなか難しいところです。すごいすごい。
その太田君を始めとしてチラホラと受験を終えた人たちが出てきました。
ほとんどが私文の人たちですね。受かっただの落ちただの結果は様々ですが、とりあえずおつかれ。
そしてようこそこちら側へ
僕はセンターでほとんどの志望校の受験を終えたのでひとりぼっちでしたが、同士が増え始めて嬉しいです。
最初は散々言われましたけどね。セコいだとか楽するなとか。うるせー、文句があるやつはセンターで85%とってからかかってこい。そしたら相手してやる。
ともあれ二年ちょいの野球生活と一年の受験生活を終えてようやく充実した生活を送れそうです。高校生らしいことがしたいですね。映画とか。
合格を得た人たちは大体機嫌が良いので、彼らと行きましょう。ついでに何か奢ってもらいましょう笑
それではまた。
※読み返してみるとあまりにもタイトルにそっていなかったので追記させていただきます。えっ?いつもの話だって?まあそうですね。
一応言っておくと綿矢りささんの『蹴りたい背中』という小説中の文句をもじったものです。やはり慣れないことはするもんじゃないですね。
簡単な解説しておくと『蹴りたい背中』は綿矢りささんが芥川賞をとった作品であり、なんと受賞した時の年齢は19歳!
タイトルの蹴りたい背中という言葉に集約される複雑な感情を一冊を通して描く構成になっています。
ヤマもないしオチもない。
でもまちがいなく文体に魅せられます。
僕は薄っぺらい読書家なので、芥川賞がなんなのかもわかりませんが、きっとこういう本に与えられる賞なのだというイメージだけを持っています。
好き嫌いが別れる小説ですが。僕は大好きです。
特に1ページ目は今まで読んだどの本よりも気に入っています。
興味がわいたらぜひ読んで見てください。
生まれて初めて市立図書館に行った話(後編)
みなさんこんにちは
自己採点を確認するために出願しといたセンター利用が合格してました。田中です。
全方式で合格していたので、マークずれはない模様ですね。このまま国公立も通しましょう。
さて、前回の続きです。前編を未読の人は先にそちらを読むことをおすすめします。
ざっくりあらすじを言うと
ある本を探しに図書館へ来たものの、目当ての本は自動車文庫(移動型図書館)に乗せられて市内全域をグルグルしてる最中のため貸出不可能だったって話です。
40分もかけて行ったのにホント勘弁してほしい。
では書きます
お目当て本がないのは分かりました。
だからってこのまま手ぶらで帰る訳には行きません。
知的好奇心に身をゆだね、タイトルにだけアンテナを向けて物色を開始します。
どんな本を何冊借りてもタダなので借りなきゃ損ってやつです。
「タダ」
この言葉が僕の羞恥心を殺してしまったがために暴走が始まります。
まず、あえて高い本を借りてやろうなどという無駄極まりない意欲が発動しました。
食べ放題で元を取ろうとするあれですね。それよりも無駄です。
「ハードカバー優先」と顔に書いたまま図書館を闊歩し哲学の本棚で立ち止まります。
倫理の授業で学んだジャック・デリダの「脱構築」に興味があったのを思い出しました。
デリダの本が目に止まったので手に取ります(もちろんハードカバー)
タイトル:『フッサール哲学における発生の問題』
げぇぇ…。むずそう
片手のスマホで読書メーターを使って検索をかけてみると評判は良さそうです。
「分かりやすい」だの「まとまっている」だの
正気か?とも思いましたが
他のサイトでも感想を見てみると驚くべき事実がそこに書かれていました。
なんとこの本はデリダの論のイントロダクションに過ぎないそうです。
え?まじで??300ページも書いてあってそれが序章に過ぎないだなんて
ほんまかいなって感じですが。
さすがに諦めて本棚に戻そうとしました。
けれど最後に値段を確認してしまうのが僕なんですね。舐めてもらっちゃあ困ります。
定価 (本体 6400円+税)
借りです
借りですとも借りますとも。
えっ?読まないかもしれない?
そんなこと知りません。この値段なら借りです。
ありです。何なら教室でマウントとるために使います。たとえ読まなくとも。や、それは嘘です。
とにかく借ります。脇に抱えて物色を続けます。
制服姿でハードカバーの哲学書を持ち歩く高校生をみなさんはどう思いますか?
えっ?痛いやつ?
それで正解です。
でもこの時の僕は羞恥心を殺されているので気にしません。
今思い出すと恥ずかしい限りです。
物色は続きます。
背表紙の列をザーと眺め興味が出た本を片っ端から借りていきます。
「君に決めた!」という脳内再生の後に
「チャリン¥」という音が続きます。
まじで無意識に合計金額が計算されてました。
おいおいまじかよ。こんぐらい冴えてたら名古屋大も夢じゃなかったんじゃ…。
なんてね。それは舐めすぎですね。やっぱ名古屋大は別格です。足向けて寝れません。
そんな暗算をしながら決めたラインナップがこちら
変態ですね。背伸びの権化です。意識高い系乙☆
これを制服でカウンターに持って行ったなんて恥ずかしすぎます。
借りる時に受付係さんの
「こいつ、ほんとに読めんのか?」
が汲み取れる沈黙があったような無かったような。
実際に読むのは山田詠美だけになりそうですね。
あと『レジリエンス入門』かな。
今年のセンター現代文を受けた人は「レジリエンス」をご存知ですよね。『ホモ・デウス』の著書であるハラリさんも度々使う言葉なので興味があったんですよ。二十一世紀の重要なキーワードになりそうです。
あっ、合計金額(幻)も知りたいですか?
言えますよ〜(笑)
ともあれ、なんだかんだ楽しんだ図書館でした。
読んでいただきありがとうございます。
それではまた。
追記:図書館に行った翌日に自動車文庫を追っかける旅をしました。(後編をすぐに投稿できなかったのはこのためです。)
途中迷子になったり知り合いに会ったりで楽しかったです。
現在地が駿河湾に放り込まれたの面白かったのでスクショしとけば良かったなーと後悔。
生まれて初めて市立図書館に行った話(前編)
そろそろ東海あたりにデカい地震が来そうですね。
早く大学受かって引っ越したいです。田中です。
タイトルですね。今日は雑記じゃなくて日記になりそうです。どうでもいいけど。
「市立図書館」は初めて行きましたね。なにせ中学までは「区立図書館」に行っていたので、というタイトル詐欺。
基本、本は買う派ですし「市」に引っ越してからは有名な本なら近所の地区センターのなんちゃって図書室に置いてあるので困ったことはないのです。
そもそも図書館まではチャリで40分もかかるんですよ。遠い遠い。
でも最近ある事件が起きて事情が一変しました。
それは
町で唯一の書店が閉店したことです。
悪夢ですよ。田舎では唯一の娯楽施設ですからね。
マンガ大好きの妹は号泣してました。
てか、なんでだよう、転校する時貰った図書カード(五万円近く)を全部貢いだのに閉店なんて。
だからこの街嫌なんだよう。みーんな本なんか読まずにゲームばっかしてるから。マンガくらい買ってやれ読んでやれ。あーやだやだ。
一方でパチンコとスナックは留まる所を知りません。朝から駐車場が埋まり、夜はビカビカ光ってます。
ちなみに書店の跡地には何が建ったと思います?
聞いて驚け
フィットネスクラブだ
?????は?
ウォーキングが精一杯のジジババと玉打ち師しかいないこの街にフィットネスクラブ?
ちゃんちゃらおかしい、何をおっしゃるウサギさん。
まあそれで活気づけば良いですけどね。僕はもうこの街のことは知らないです。僕のアナザースカイである世田谷区成城を生涯故郷として生きることにします。まあ都会も嫌いなんですが…。
そうそう図書館の話ですよ。
書店がなくなった以上図書館に行くしかありません、まあタダで読めると思えばモチベーションも上がりますしね。ポジティブに行きましょう。
お目当ては『なめらかな世界と、その敵』というSF小説です。とても気になっていたんですよ。積読そっちのけで。
で図書館に着いたら思った以上に広い、デカい。
いつも「なんちゃって図書室」で済ませていたのもあってかなり感動しました。優に1000倍の本はありそうです。
あんなに沢山の岩波文庫を見たのは初めてですよ。館内でずっと興奮してました。
ぐるりと一周したのち目的を思い出して本探しに戻ります。
こんなに広いと探すのも大変…。
でも大丈夫!(吉高由里子風)
ここは二十一世紀、こういう時はパソコンを使うんですよね。知ってます。えへん。
パソコンは案外目立つところにあったので、すかさず着席。制服で来たのでできる高校生を演出してやりましょう。
まず著者の入力ですね。
入力、入力っと…あれ?キーボードがない!
でも大丈夫!(吉高再来)(茶番)
ディスプレイの右下をクリックすると画面にキーボードが出現!これをクリックしてけば良いわけです。未来でしょう?賢い二十一世紀の子供はこんなこと知っているわけです。司馬遼太郎先生の代わりに僕が目に焼きつけておきましょう。
作業に移ります。
「カーソルを合わせてポチ」
「カーソルを合わせてポチ」
「カーソルを合わせてポチ」
ここである間違いに気がつきます。
なんと著書名のところに著者名を入力していました。いけねーいけねー。
「1文字消す」「1文字消す」「1文字消す」
今度こそしっかり入力します。
「カーソルを合わせてポチ」
「カーソルを合わせてポチ」
.......
.......
面倒ですね。碇シンジくんみたいになってきました。「目標をセンターに入れてスイッチ」ってね
司馬先生、二十一世紀といえど大して進歩していませんよ。
星新一さんとアシモフよロボットが人間に取って代わるのはだいぶ先の話になりそうだ。
そんなことを考えているうちに隣のおじいさんがとんでもないことをしていました。
なんとディスプレイにタッチしていたのです。
えっ????
この見た目でタッチパネルかよこのパソコン!
Appleでもねえくせに!色気づきやがって(?)
マウスはフェイクかよ、ちきしょうめ!
あろうことか、齢70(と見える)おじいさんに気付かされるなんて…。屈辱。
しぶしぶながら画面に手を伸ばします。
「ポチ」
「ポチ」「ポチ」「ポチ」「ポチ」
す、すげぇ…。はえぇ…。これが二十一世紀……。
あっという間に入力完了です。
礼を言うぜ、おじいさん。(何様)
これでやっと待ちに待ったレンタルです。
さーてどこにあるのかなあ?
ん?
貸出できる数
自館:0
他館:1(自動車文庫)
自動車文庫??
ああ、あれか時々地区センターとか団地の駐車場に来るやつか。
じゃあれか、俺が40分かけてこいで来た本館にこの本はなくて、こうしている間も車に積まれて市内を走り回っていると?
そして待ってれば近所の団地まで来てくれると?
なんだそれ?
後編に続く…。
べ、別に国語のことなんて好きじゃないんだからねっ!!
最近は受験生を演じることに奮闘しています。
田中です。
タイトルにある通り(察しろ)僕は国語が好きです。
最後の最後に裏切りやがったけどね。
まあ、半年間も読書しなかったらそうなるわな。僕が悪い。
受験期であっても少しは本を読むことをすすめます。僕と同じ轍を踏まないようにね。
とはいえ国語教育に不満が全くないと言えば嘘になります。(以下愚痴なんで飛ばして結構)
主に試験のことですね。
・制限時間少ない
・教科書は受験に対して無力
・深読みして自滅
・稀に天敵みたいな文章が登場
・一問8点とかいうドボンが連なる(自己採点のときこれがかなりくる。僕は泣きました。)
このあたりを他の教科と比べると明らかに国語だけ浮いています。無理やりテストを作ろうとしているようにすら映る。
よくYoutubeで「そう言うヤツは本物の読解力がないだけだ!」とか言っている大学生がいますが、あんなの後出しのジャンケンみたいなものですよ。
彼らが来年も高得点がとれるとは限らないということだけ断言しておきます。
そう言える根拠は僕の先輩(万事の師匠、神)がセンター国語で半分しか取れなかったことからきています。(ちなみにその年のセンターはどの予備校も易化の判断を下し、高2の僕でさえもそれなりに解けたほどでした)
たったこれだけのことですが当時の僕からしたら大事件で、以来国語への熱は冷めました。
だから個人的に記述式導入には期待していたのですが、見送られちゃったんじゃしょうがないですね。
自信がある人は良いですが、心配な人の場合国語は最低限の句形、古文の文法・単語、現文の傍線部の分析の仕方だけやっておいて、あとは地歴公民に振ることをすすめます。こっちは裏切らないんで
はい、愚痴タイム終わり。
飛ばした人おかえり
こっからは国語の好きなところです(本題)
ていうかもっぱら教科書に限りますね。
僕は貰ったその日に目を輝かせて読むタイプでした。同士いる?
素敵な話は数えきれないですが、以下の二つが僕の中ではぶっちぎっていました。
あまんきみこ『白いぼうし』
梶井基次郎『檸檬』
今ものってるのかな?
『白いぼうし』は小学校上がってすぐに出会った記憶がありますね。
「これは、レモンのにおいですか?」から始まる冒頭に
「いいえ、夏みかんですよ」と返す運転手。
もう完全に心を掴まれましたね。
嗅いだことのあるレモンの香りと少ない経験から創りあげた想像の夏みかんの香りが通り過ぎたように感じたのを今でも覚えています。
これを教科書のスタンダードなレベルだととってしまったがためにそれ以来、教科書に過剰な期待を抱くようになりました。
結果、それから後に出てきた物語があまり響かなかっくなってしまったほどです。
そして高校三年、最後にしてようやく第二の出会いがやってきました。
それが『檸檬』です。
これは授業中に始めて読みました。評論文の授業中だったことは内緒。
読み始めてから数秒で先生の声が聞こえなくなりました。西田幾多郎の「主客未分の純粋経験」の例を挙げろと言われれば真っ先にこの瞬間を思い浮かべますね。
特有のテンポと言葉選びに感動の限りでした。
(正直、何が良かったかはイマイチよく分かっていない)
残念だったのは『檸檬』は授業で使われなかったんですよね…。
その代わりに森りんこと、森鴎外の『舞姫』をやりました。
こっちは良い印象ないですね。鴎外ファンの方々には申し訳ないんですが。あのインテリぶった文章が辛かったです。頭良いのは事実だけれども。
まあ、評価は高いんで僕が悪いんでしょうね。センター国語で平均点もとれない奴ですから。
でもいつかは再読してみたいです。
今回が最長なんじゃないかな?
こんな駄文を最後まで読んでくださってありがとうございました!